新学期のびっくり

気づいたら高校生になって2週間くらい経っていた。

春休みにも課題が出てそれを終わらせたり、新しい環境に慣れたりするのに必死で、このブログの存在も忘れかけていた。

存在を思い出したのはカラスの鳴き声を聞いた時だった。

なにやら遠くから「パワー!!パワー!!パヮーーー…!!」と某芸人のモノマネをしている子供がいるな、、と思った。それがカラスだった。何かのネタに使えるかもしれないと考えたときに、この忘備録を忘れかけていたことに気づいた。新しく始めたものの大半は、3日坊主というより1日ですぐやめてしまう私だから、月に1回くらいはブログを更新したいものだ。でも、いつか忘備録の忘備録をつくる日がくるかもしれない。

 

超どうでもよい長い長い前置きに反して、入学式から先週までのおよそ2週間は、秒で終わった。最初の1週間はオリエンテーションがメインで、心配してしまうくらい遊びまくった。(その代わり、他クラス・他学年の知り合い≒よっ友を確保できたので、意義のあるものだった)

授業がやっと始まった週の初日で、今週は長い7日になると思うよ、なんてホームルームで友達と絶望的に話していたことが、まさに杞憂だった。

 

私はIBというプログラムを受けに、今の高校に通うことになった。

IB生と、レギュラー生の両方の人と関わりながら学校生活を送っているので、高校3年間という全体に比べると今はまだまだ序盤だが、それでも毎日が驚きで埋め尽くされている。ということで、「新学期のびっくり」と称して、良い意味でも悪い意味でも衝撃的で、興味深い、私の印象に残った出来事を書き留めておく。

 

 

①自分の英語力に若干危機感を持つ

びっくり度★★☆☆☆

 

DPは、国内のIB認定校であっても最低2科目は多言語で行う必要がある。高1の今は、DPの準備期間といったところで、ほかの教科よりも英語による英語の授業の割合が多い。なのに、私はすでにこの準備期間で英語力のなさを実感している。DPは2年次から始まるけれども、これはまずい。。

今まで自分自身の英語力にプライドを持っていたが、今の学校に入った途端、微妙に自分よりもレベルの高いクラスメイトが突如参戦してきたのだ。「英語ができる」と錯覚していたのは、たぶんだけれど、日常会話で自分は満足していたからに違いない。普通の会話だったら、何か意見を求められたときには、一般論を言えば「そだね~」でおしまいだった。本当は心の中に別の意見があったとしても、自分の英語力でそれを表現できない場合には、一般論という逃げ道があったのだ。でも授業では違う。一般論を言うことは、私には意見がありませんと自分で認めているような気がして、みじめな気持ちになる。

ただ、唯一、ある能力だけは相殺されてうれしいと思っていることがある。自分の発音のよさを指摘されないのだ。中学校は、田舎のほうにあって自分のような人がほぼいなかったから、英語を話すだけで悪目立ちしていると決めつけられることが多々あった。

こういうストレスが、少し軽減されてとても解放された思いだ。

とにかく、日本語のときと英語のときとで、授業を受ける自分のギャップをなくすことがこの1年間の課題となった。

 

②同期のIB生のやる気のなさに辟易

びっくり度★★★★★

 

従来の日本式の授業が苦手で、まあ悪く言えばIBDPに逃げてきた私だが、こんな私でも必要最低限のIBの知識は頭のなかに入っているつもりである。というより、受験の下調べで自然と身についていた。

しかし、、共にIBを受ける同級生の何人かがIBについて全く知らなかったのだ。。同じ知識を持っているという前提で会話をしてしまった私も悪かったかもしれない。これには大変ショックを受けた。まあ、私が単に人に期待しすぎているだけというのはわかっている。でも、まさか「CASって何?」と同じIB生に聞かれるのは予想外だった…え、、、、、逆にどうして受かった……?

何がむかつくかというと、できる限り念入りに情報収集をして、自分の力でIBプログラムを受ける権利を得た私と、そうでない無知な人とが一緒にいるという状況だ。しかも、これが完全なる個人戦だったらまだしも、これから先授業中でもグループワークをする仲間だ。この差は一体なんなのだ。。

あとで志望理由を聞いてみたが、少なくとも志望するにあたって親の介入があるようだ。あとは、IB=海外大学という思考回路をしていた。

でも、彼らのことはあまり気にしないでおこう。

いまだにIBを楽しいものだと錯覚している私もまだまだ無知で、お互い様だと思うから…

 

③レギュラー生のほうが志が高い

びっくり度★★☆☆☆

 

これに関しては、逆に安心した部分だ。

レギュラー生のほうが自分の意見を持っていて、将来を考えて勉強している印象を受ける。一緒に授業を受けるときもあるのだが、グループワークのときにも黙っているとかそういう人はいないし、むしろ楽しい。休み時間やお弁当のときも私はレギュラー生と積極的に関わるようにしているし、これからもそうするつもりだ。(なんて自己中...)

 

④お腹がめちゃくちゃ空く

 

びっくり度★★★★☆

 

学校まで徒歩5分、ずーっと椅子に座って授業を聞くという中学校生活を送っていた私だが、高校に入ってからは常に移動しつづけている。そもそも通学時間が去年と比べ物にならないくらい長くなったし、学校に通う(いる)だけでダイエットできるのではという運動量を稼いでいる。

こないだも、2限目に無意識におなかすいたーと言ってしまった。これから、口癖がおなかすいたーになる予感がする。

 

⑤男子と話せない

 

びっくり度★★★☆☆

 

これは、私のコミュ力のなさにびっくりした。

中学校のときも、男子が怖くて話せなかった。そのときは、怖そうにふるまっている男子が悪いじゃん、ととても一方的で独りよがりな考え方をしていた。

高校生になってからもやはり怖い、、話せない、、、、絶対に原因は私の中にある、、、改善しなければ。

 

 

というわけで、同じ中学出身の人が誰一人もいない、まったく異なる環境に一歩を踏み出した私だが、今のところはこんな感じで学校生活を送っている。

来月の私は、どんな景色を見ているのだろう??